2026/06/11 14:31
名入れネックレスの企画製作を始めた理由の一つに、ラブトークン(Love token) の存在を知ったことがあります。
あまり聞きなれない言葉ですが、今の私たちのアクセサリー、ジュエリー文化に通じるものがあると思いご紹介します。
ラブトークンとは、直訳すると”愛の硬貨”を意味し18~19世紀ヨーロッパで盛んに作られました。
硬貨の片面もしくは両面を平らに削り、そこに自分と相手のイニシャルを彫刻し求婚の際に渡したり、生まれた子どもの名前や日付を彫って出産の記録にしたものです。
(ご興味ある方は“vintage love tokens”などのワードで画像検索されてみてくださいね)
ときには戦争へ行く子供や兄弟に贈ったり、貧困などから育てられないわが子を孤児院へ預ける際に子どもわずかな記録を残して託したりなども。
生きる上でのさまざまな局面に、贈る相手に想いを伝えたり決意を表したりする目的でも作られました。
今のように写真が身近でなかった時代に、想いを伝える重要なツールだったのだといえます。


↑ カナダのラブトークン。
1872年製のコインの裏面に女性の名前が彫られています。
出産記念か結婚記念に作られたものと思われます。
このコインを初めて見た時、私のどこかが強く揺さぶられました。
職人によって美しく彫られたイニシャルや名前、日付やメッセージ。金銭的に職人に頼めない人が身近な工具で自分で彫ったものも、また素朴なあたたかさがありました。
そしてどのコインにも贈る人と贈られる人との間の物語があり、それが何年経っても美しく残る。
このラブトークンを現代の私たちに取り入れられないかと考えたのでした。
デジタル化が進んでどんな事も簡単に伝えられる今だからこそ、アナログな手段はより人の温度と伝える力があるように思います。
一般的な硬貨は大体直径20mm前後ですが、当ショップでは日本人の方にも着けやすいやや小さめの直径10mm、高級感を左右する厚みはしっかりの1.2mmでお作りしています。

↑ ラブトークン(左)と、当ショップの名入れネックレス(中央、右)
当ショップの名入れネックレスは、身に着けられる小さなコインをイメージしています。

↑ 上質感を重視し1.2mmと厚めの作りです。
永く身に着けられるよう、流行を追うのではなく普遍的な美しさを大事にしています。
表にはイニシャル、裏には日付やメッセージを。
ご希望の文字を入れて、喜びの瞬間や伝えたい想いなどを形にするネックレス。
刻印内容に迷われる場合はご相談も承っております。
どうぞお気軽にご相談ください。
